スタッフコラム

不動産を購入すると、毎年「固定資産税」の納付義務が生じます。
一括払いを希望する方にとっては固定資産税を一括で納めることのメリットなど、今のうちに疑問を解消しておきたいところでしょう。
そこで本日は、固定資産税の一括払いに対するメリットとデメリット、代表的な支払方法を解説します。

基本的に固定資産税を納付するタイミングは4期に分割されており、4回すべて納めると1年分の税金を納めたことになります。
そのため、固定資産税の納め方として一括払いを選択すると各期に納付する必要がなくなり、納付忘れのリスク回避につながります。
とくに固定資産税は納期を過ぎてから納めると、ペナルティとして延滞金が発生するため、納付を忘れることがない点は大きなメリットといえるでしょう。
また、一括払いを選択すればその年の残りの納税額は0円となり、心理的ストレスや義務感から解放されます。
4回納付しなければならない手間を削減できる点も一括払いを選ぶメリットのひとつです。

固定資産税の納め方として選択できる一括払いは、選択可能な時期が限られている点がデメリットです。
自治体のなかには一括払いの選択可能期間を第1期の納付期限内とすることもあるため、一括での支払いを希望するときは早めに済ませなければなりません。
また、一括払いは1年分の固定資産税をすべて納めることになり、一度にまとまったお金を用意する必要があります。
高額になる場合は数十万円にものぼるため、手持ちの資金が少ないときは長期にわたって計画的に積み立てておかないと一括払いは難しいでしょう。
一括払いを選んでも割引がないところもデメリットとしては見逃せません。

固定資産税の支払方法は多彩で、自分に合った方法で納税しやすいのが特徴です。
現金は定番の支払方法であり、納付書を持参すれば郵便局やコンビニエンスストアなどで納税でき、その場で納税証明書も受け取れます。
自治体によってはクレジットカード決済に対応しており、必要事項を入力すれば専用サイトから固定資産税を納められます。
すぐに現金が用意できない場合に便利で、なおかつ固定資産税を納めると金額に応じてポイントが還元されますが、決済手数料も支払わなければなりません。
より手軽さを求めるなら、納付書に記載されたQRコードを読み取って納税するスマートフォン決済もおすすめです。

固定資産税の納付は年4回ですが、一括払いにすれば納付忘れを回避できます。
ただしまとまったお金を用意しなければならないなど、デメリットにも注意が必要です。
固定資産税を納付する際は現金やクレジットカードなどから好きな方法を選択しましょう。
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